今治市伊東豊雄建築ミュージアムは、建築のみならず、さまざまな文化活動を行い、地域の人びとが集まる開かれた場にしていきたいと考えます。今回は、音楽と映像という異なる分野で活躍するお二人をゲストに迎え、シルバーハットを舞台にコンサートを開催します。音楽家の石田多朗さんは、演奏活動から映像音楽の制作や展覧会の空間音響まで幅広く手がける作曲家です。映像作家の勅使河原一雅さんは、映像作品の制作や美術演出、音楽家とコラボし、ユニークな作品を生み出しています。お二人はそれぞれに美術館や数々の展覧会で作品を発表し、高い評価を得ています。コンサートの後は、作品や制作等についてのトークもございます。暮れゆく夕陽をながめながら、リラックスしたひとときをお楽しみいただければ幸いです。初夏の週末、ぜひミュージアムまで足をお運びください。

会場：

今治市伊東豊雄建築ミュージアム　シルバーハット

※雨天の場合、大三島公民館3階大ホールで開催。

定員：

60名

※詳細は下記PDFデータをご覧ください。
音と映像のコンサート

出演者：

勅使河原 一雅 (てしがわら・かづまさ)

アート・ディレクター、映像作家、多摩美術大学統合デザイン学科講師。
1977年東京池袋に生まれた。はじめは母親と二人で過ごした。途中から新しい家族の家で過ごした。幼い頃から飲み屋を連れ回された。当時はホステスにもてた。学校は登校拒否をしていた。家ではゲームをしていた。 ヤクザが怖くて泣きながら警察を呼んだ。父が居なくなった。捕まった。小学校卒業。交通事故にあい首を痛めた。父が帰ってきた。父が死んだ。中学校卒業。日本橋服地加工工場に勤めた。交通事故にあい死にそうになり首を痛めた。音楽に夢中になった。点描をやめた。中古のMacを買った。何人かのおかしな人に出会った。別れた。知らず悪い会社に入りすぐ辞めた。辞めた後脅されびくびくした。いくつかの職場を転々とした。21歳、デザインをすることが楽しくなった。やがて結婚した。子供が生まれた。離婚した。子供を引き取った。首美を起ち上げた。子供を育てる。沢山のものを作りたい。